今日、明日と私は研修会参加でお休みである。年初は高橋先生のオルソ２００１
矯正セミナーに始まり、
デーモンセミナー、
インビザラインの研修会に参加させてもらい、最後は竹元先生の舌側
矯正セミナーである。竹元先生はSTBブラケットと呼ばれる舌側
矯正装置の開発者でもあり世界の半分のシェアを確保している。とても小さな舌側
矯正装置であり
デーモンシステムと同じような考え方を導入した画期的なブラケット装置である。舌側
矯正装置といえば以前はオームコ社から出ていたkurzタイプのバイトプレーンつき、フックつきの厚みのある装置が主流であった。私もこの装置は２０
症例近く経験しているがとにかく動きが遅くてあまりいい経験がない。また、ある患者さんにおいて装着して１週間目にはずしてほしいといわれたことが２回ありそのうちひとりは完全にはずして表の装置に切り替えた経験がある。歯の裏につく装置ということで発音障害が1/3のケースで出現した。
しかし、STBブラットは厚みが１．５ミリであり、フックやバイトプレーン構造がないために患者さんはすぐに普通にしゃべれるようになる。
また舌側
矯正で難しいとされた大臼歯の後方移動や固定源に
矯正用
インプラントを併用することで表の装置と同じ結果を得ることが出来る。
昔のKurz型の装置の経験と比較しながらの講義内容は私のとって舌側
矯正に対する考え方を変えることになった。
またまた治療のバリエーションが増えたことで全ての患者さんを満足できる自身がでてきた。補綴でも
インプラントでも
矯正でも全ての治療法の中から自由に組み合わせて患者さんに提示できるわけで鬼に金棒である。
-- この記事への外部リンク:
