今年は１からやり直しの時期と決めているので今まで約２０年間慣れ親しんだ自分の治療法をすべて見直している。その中でも基本中の基本である
虫歯治療から始めている。
虫歯の発生原因から
虫歯の治療のタイミングやその治療の精度に至るまですべてである。きっかけは熊谷先生からということにはなるが、すべてをマネするつもりはない。自分の独自性を生かしつつよいところだけを取り入れて悪いところを吐き出す。
虫歯治療に使っていたエキスカもＭＩ用に６種類増加し、５倍大の拡大鏡での治療を必須とした（勝手に自分で決めたルールではあるが）。隣接の�教蕕例歹況狙�から充填までを新しく手に入れたマトリックスを使っておこなうようにしている。この２０年の臨床の中で一番うまくて精度の高い重点がやっと行えるようになってきた。自分で１００％と思えるようにしたら今度はスピードを上げていこうと思う。
いままで１５分でおこなっていた治療が拡大鏡で精度を高めると治療時間は４０分ぐらいかかってしまう。この精度で治療を行うにはとにかく時間が必要になる。感覚の治療を一切排除した精度の高い治療は時間がかかるのだ。そこに最終兵器のマイクロスコープで最終確認をすれば１００％とのできばえとなるはず。
長期経過のよい充填物をつくりには時間がかかる。何度も言うようだが１日８時間しかない診療時間に４５分間かけてレジン充填やセラミック修復インレーを装着するというとても非効率な治療。しかし、精度は高い。
ここは仕方がないが治療費を上げるしかないだろう。精度の高くて時間がかかるものはそれなりの治療費でないと破綻してしまう。
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