星野歯科は開業から18年の間に自分でも数えきれないぐらい改装工事をおこなってきた。
開業当初は2台の診療台に2階だけのフロアだったが、拡大期では診療所2件で合計12台の診療台があった時期もある。そして縮小期に突入して今回はまた拡大という風船のように膨らんだりしぼんだりを繰り返している。3フロアで7台の診療台を8台に増加する。これは患者が増えたからおこなうのではなく1名の患者に時間をかけて治療をするためである。そして一人の患者のプライバシーを守り、患者とスタッフがしゃべりやすい環境にするためである。
1階の診察室は個室にはなっているが、声が響くので完全に閉鎖してあまり声がもれないような作りに変える工事を3月12日から1週間ほどおこなう。
2月17日にはいままでレントゲン室にあったデジタルパノラマ装置とセファロ装置を撤去して新しいカボ製の
CTに交換する。新しい
CTの導入により頭頸部の3次元的解析ができるようになりすべての情報が1度の撮影で得られるようになることから患者放射線被ばく量も減らすことができる。
2月24日には3階に設置してある日立製の
CTの撤去をおこなう。撤去後に空いたスペースに新たな診療台を入れる。衛生士専用の診療台を増やしてメンテナンス
予防に力をいれるためだ。
5月の連休中には
技工士の環境整備のためにカボ製の
技工机を2台導入する。
技工士にとって
技工する机は我々歯科医師が使う診療ユニットと同じであり、体が疲れにくく、健康を維持する環境を提供することは経営者として当たり前のことと考えている。
2月末にはマイクロスコープ顕微鏡が導入され、さらなるあらゆる治療精度の向上を図る。
ここに新たなスタッフを増員して治療の質をあげていくつもりである。
仕事環境を整え、スタッフのやる気を出させて、よい雰囲気の通いやすい患者を紹介してもらえる状態にする。
ソフトの面では新たにOHISで歯周病のリスク評価をおこない、カリオグラムで
虫歯のリスク評価をおこなう。唾液検査を必須として患者の生活習慣(タバコ→禁煙指導、食事指導)など徹底しておこなう。
ソフトとハードの両面から改善していく。そして
星野歯科に定着する患者さんを増やしていく。