今月は毎日のように
矯正希望者のカウンセリングをおこなっている。世田谷の駒沢周辺近隣の患者さんがとても多い。もともと、この地域の患者さんは健康志向でありとくに20〜40代女性の方が自分の口元にコンプレックスを感じながら生活をされていることがよくわかる。
矯正治療を希望する方も年々年代があがっているように感じる。50歳でも歯並びを治そうという女性の方も増えている。
歯並びは見た目の改善だけではなく歯を削らずに不正咬合を改善し、
虫歯や歯周病の
予防にもなり高齢化しても歯を失うリスクを減らすことができる最善の治療法である。
私が開業した平成7年ごろは歯を削ってラミネート修復をしたり歯を削ってセラミック修復をご希望する方が非常に多かったことを記憶している。
最近では滅多やたらと歯を削らないようししていることと患者さん自身が歯を削ることは歯の寿命を短くすることだと認識し始めたこともあって前歯6本のセラミック修復はここ数年記憶にほとんどない。
今年から取り入れた唾液検査で
虫歯のリスクが低く生活習慣にも問題がないのに歯冠修復物がやたらと多い患者さんがかなりの多く、これは歯科医師が無駄に歯を削ったためだと思われる。このようなことがないように時間が多少かかっても
矯正治療を勧めることにしている。
これに関連した治療としては、仮に
虫歯ができたときに最小限に歯を削り確実な修復処置をする必要がでてくる。先週から導入したマイクロスコープで
虫歯の部分を10倍程度に拡大してドリルで最小に削り、とても小さなスプーンエキスカで
虫歯を書き取り確実に充填して研磨している。このような処置には時間がとてもかかる。
メタルフリー治療に関しても同じである。もともと装着されていた金属を外す場合は健全な歯質をなるべく削らないようにしながらうまく金属の内側から削り外して耐久性の高く色調のよくアレルギーのない
e-maxオールセラミックで修復している。
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