今日は
ジルコニアインプラントについて書いてみよう。先日、ケルンのワールドデンタルショーで
ジルコニアインプラントとチタン
インプラントの比率を見て回ったが4年前とその比率はほとんど変わっていないように思えた。メジャー
インプラントメーカーが
ジルコニアの
インプラントを販売しているとことはほぼなし。ほとんどが小さなメーカーに限られていた。
私が使用しているz−sysytemは唯一アメリカのFDAで承認の取れている
ジルコニアインプラントである。いままでは1ピースタイプしか販売されていなかったが2ピースタイプも販売されることになった。
やっとでてきた2ピースタイプがあればもう少し
症例の幅をもたせることができそうだ。それでも大きなフルマウスケースでは
ガイドをつかってすべてを平行に植立する必要がありそうだ。チタン
インプラントと違ってねじ止め構造体にすることができないからだ。
私のクリニックでは特殊なケースを除いてメタルフリー化してきた。しかし、患者さんはまだまだその意味を理解していない。上顎の見えないところはそのままにして下顎だけをメタルフリーにする傾向が強い。これは単なる審美のためだけであり、全く意味をなさない。やるならすべての歯から金属をなるくすべきだろう。
そうはいっても、治療費の問題や神経を抜いた歯に深く太いメタルのコア材がしこまれていると無理に、はずそうとするとかえって歯の寿命を短くさせることにもなってしまうのでそのままになるケースもある。
4月からは2ピース
ジルコニアインプラントを導入してさらなるメタルフリー化をしていくつもりだ。
治療方針
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