昨年の
インプラント埋入本数の統計ができたのでここに報告します。前年度の4割減の埋入本数となりました。いろいろ分析してみると、国内のすべての
インプラントメーカーで2割減。私のように
インプラント治療を中心としてきた医院ほど落ち込みが高いというデータがあるそうです。昨年の年始のNHK報道がきっかけとなり
インプラント不信が患者の中に植え付けられたことや景気減退などさまざま要因が考えられます。
また、自分の歯科治療に対するスタンスに変化があって、リスクのある治療法は避けるようにしたことも挙げられます。特に上顎大臼歯部の骨の薄いケースでは骨造成の長年の経験から長期成績は通常埋入よりは低いことから回避したケースもあり、患者さんからも
インプラント治療を避けるご希望が多数あり、なんとか歯を抜かないで回避したケースやブリッジや
義歯にしたケースが多くなりました。
しかし、
インプラント治療で
義歯を装着せずに快適な暮らしをできている患者さんは非常に多く、
インプラント治療の恩恵を受けています。
インプラント治療が一生涯永遠に
トラブルをおこさないということはなく、しっかりとメンテナンスをして、いいところと悪いところを患者さんに知って頂き、うまく付き合っていけば自分の歯で取り外しの不快な
義歯なしに快適な生活が長い間おくれます。
そういうわけで、なるべく歯を削らない、神経を抜かない、歯を抜かないで
予防治療を推進して、それでもだめになったら
インプラント治療にするというスタンスで治療に臨みたいと思います。
治療方針
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