数年前から手や足のひらに湿疹が出ては繰り返すというような原因不明の皮膚炎が出て、皮膚科に通院したところ、口の中に装着されている歯の詰め物や被せものの金属によるものではないかということで金属パッチテストの結果を手渡された。
金(+)、白金(+)、チタン(−)という結果。
皮膚科の診断では金属によるアレルギーが引き起こした
掌蹠膿疱症という診断であった。
この方は私のクリニックで
インプラント治療をした方だった。私のクリニックではチタン以外の金属はアレルギーを発生させる可能があるので5年前から金属修復物の装着はおこなっていないし、保険のパラジウム合金は一切つかっていない。そして私が装着した
インプラントはチタン製で上部構造はすべて
ジルコニア+セラミックのみであり、本当によかったと胸をなでおろした。
インプラント以外の修復物は他の病院で装着されたもので金を12%含む保険の金銀パラジウム合金やメタルセラミック修復物が10個以上歯の修復物として使われていた。
私のメタルフリーの方針が正しかったことが証明された。このような患者さんがいる限りは金属の修復物は患者さんが希望しない限りは装着しないスタンスを継続していきたい。
治療方針
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