インプラント治療を単に植立するだけの時代は終わった。リスクやメンテナンスの重要性を知って頂いてから治療に入る。
ブリッジや
義歯治療と比較検討しても現時点では
インプラント治療を選択せざる負えない場合が多い。
本日の患者さんは当クリニックで植立した10年前の
インプラントの歯周病のケース。いわゆる
インプラント周囲炎である。
レントゲンでみると
インプラント周囲にお椀状の骨の欠損ができて排膿や出血を伴うがほとんど症状が出ないので気づかない。
このようなケースでも再生療法を応用していくとかなり状態が改善される。
私の場合は
1、麻酔
2、切開フラップ形成
3、チタン超音波チップで表面の清掃+不良肉芽除去
4、βTCPパウダーでブラスト処理
5、バイオオス填入
6、縫合
という手順でかなりの率で再生していく。もうこの処置も週に1〜2ケース行うのは当たり前になってきている。10年も経過するとかなりのケースで
インプラント周囲炎が進行するケースがでてくる。