診療スタイルを変えてスタッフが足りない状況になってきた。歯科医師・衛生士が必要な状況である。歯科衛生士はあと5名ぐらいほしい気持ちだがこの時期は難しい。歯科医師はあと1名ぐらいほしい。きめ細かな診療をするには私ひとりでは到底無理な問題である。検査から診断、初期治療、専門分野の治療、メンテナンス。今後は小児の増加が見込まれるので小児歯科専門医が必要だろう。
歯科衛生士の離職率や歯科
技工士の離職率が高いのは歯科内部構造に問題があるからだ。
歯科医師は過剰
歯科医院も過剰
なのに歯科衛生士と歯科
技工士は少ない
専門学校を卒業した時点では十分足りている状況でも数年経つとその離職率は80%以上にも及ぶ。特に歯科
技工士の働く環境は劣悪だ。残業は多い割に給与は少ない、プライベートな時間が取れない。歯科医師側にダンピングを要求されて安く
技工をするからさらに悪化する。
歯科衛生士は歯科助手の延長のような扱いと子育てと両立させるには難しい職種なのだろうか、結婚するとほとんどの方がやめて復職しない。
これは歯科医院側というよりも歯科業界に問題があるからだ。
私の構想の中に女性が働きやすい職場にして復職しやすい職場環境を提供することがある。政界でも女性議員が少ないのは日本特有の問題である。
女性に働きやすい環境とは・・・・
私も3人の子供がいるので子育ての大変さはよくわかる。そして幼少期の子供は母親がそばにいないといけない。子供を預けて仕事場にいくのは、ある程度仕方がないのかもしれないが、子供と接する時間が減ってしまうことは子供の成長には−。できれば子供を他人に預けなくてもそばに保育施設があってそこにすぐに見にいけるような環境にしたいと思う。
スタッフの子供、患者の子供、など保育士ひとりでどれぐらいを見ることができるのだろうか?院内にそのような部屋があれば仕事しながら子供にもちょっとした時間に会えるスキンシップをとることができる。
こんな環境なら喜んで私のクリニックに衛生士が集まるのではないだろうか?これは個人の取組ではあるが本来は行政が行うべき取組。女性がもっと社会進出できる環境づくりをしてほしい。