午後のセッションは口臭、酸蝕症、
矯正治療、
根管治療、
根面カリエスである。
高齢化するほど
虫歯菌も増加し、歯茎の歯周病化が進み
根面が露出してくる。その部分は象牙質でありエナメル質のような耐酸性能力が低いために
虫歯になりやすい。このような部分に関しても常にフッ素が配合されている歯磨きを歯間ブラシにつけて磨くをことが推奨せれている。
矯正中の患者の
虫歯のコントロールは非常に重要だ。スェーデンでは子供の
矯正治療はすべて国の医療費で賄われていてタダで治療ができるそうだ。日本とは全く違う。しかし、
虫歯のリスク検査でハイリスクである場合は治療が受けられない仕組みになっているとのこと。
根管治療をおこなった失活歯は象牙質が変質して
虫歯になりやすくなるらしい。これも初耳の情報。そして
根管治療したのちにクラウン修復となるがこの時点でマージン部の問題が出てくるので神経を抜いたら
虫歯のリスクは高くなる。
またさまざま疾患と
虫歯カリエスは関連している。逆流性食道炎、妊娠中のつわり、拒食症、過食症、でも
虫歯が多発する。いわゆる酸蝕症。
今回はいろいろな最新情報を得ることができた。すべての分野に言えることだが歯科は常に研究され進化している。そのため、ちょっとでも気を抜くとすぐに置いて行かれるてしまう。
常に情報を得るという姿勢がなくなり、歯科学の勉強を辞めるときはそこで進歩は止まることを意味する。だから勉強や講習会、学会に一切参加品先生とはまずます差がでてしまうことは仕方がないだろう。体が3つぐらいあればすべての分野を均等に勉強できるのだろうがそうはいかない。だから専門分野は専門家に任せるという意味はよくわかる。しかし、あらゆる分野に熟知していなければ臨床家としては選択肢が狭まることもある。
私の場合は
インプラントと
矯正治療、審美がほぼ専門ではあるがこれらの学問にに関連する分野はほぼすべてであり何一つおろそかにしてはいけない。
だから総合的に熟知しなければいけない。