1年前にオペで植立した
アンキロスインプラントが初期感染でロストし、数カ月後に
ストローマンインプラントで再植立オペをおこない、3か月経過した時点でトルクをかけたところスピンしてしまった。レントゲン上では感染はなかったためにそのまま半年待った。本日、レントゲンでも問題がなく強いトルクをかけたがびくともしない状態で再インテグレーションをおこしていた。このようなケースは過去にも数回経験しているが再インテグレーションをおこしやすい
インプラントは
ストローマンインプラントである。そのほかの
インプラントはなかなか再インテグレーションをおこさない。この患者さんはヘビースモーカーであることから創傷治癒に問題があったとみている。
このような教科書には載っていないことが
インプラントでは起こることがある。
何年か前にもフィクスチャーの半分まで吸収した
インプラントが数年後に完全に骨がすべて再生したケースも経験している。この時は
アンキロスインプラントであった。感染が起きていないケースでは骨は自然治癒していくと相当に回復する。
抜歯をしてテルプラグなどの人工タンパク質を入れるだけで相当に骨の再生量は変わる。テルプラグが人工血餅の役目をはたして骨のブリッジが血餅の真下からおこり次第に内部が骨化していく。
特に
抜歯窩は血流が多いので骨の成分が集まりやすい。この骨の成分を集めやすいような環境にしておけば自然と骨は再生する。