今年は自分の中で長年行ってきた保存修復治療の見直しを目的に
虫歯予防、
虫歯治療の最前線、そして残念ながら抜髄処置になった歯の
根管治療について勉強している。20年前とは相当に変わり今までの常識を捨てないといけないと感じていて、世界と日本の差が更に広がっていくことを感じる。
今回、受講している米国の
根管治療専門医の石井先生の方法を実践するには保険制度下では時間とチャージの低さからできない。
国内の
根管治療の成功率は30ー50%であるのに対して海外では90%であるという背景説明から講義は始まった。その理由は
根管治療治療の基本的ルールが無視されて無菌操作が行われていないからである。
無菌室で育ったラットの歯に人工的に穴を開けて歯髄炎をおこしてもほとんどが自然治癒するが細菌が存在するとほぼ全ての歯の
根の先に
根尖病巣ができる。すなわち常に
根管治療するときは全ての器具を滅菌操作していかないと成功率は上がらないということに尽きるということだxった。