本日は夜からデンツプライ販売の3SHPE社の最新コンパクトスキャナーのデモンストレーションが行われた。これからは歯科でもデジタルの流れが加速することが予想されている。海外では完全に実用化の段階であるが国内ではまだまだ伸び悩んでいる。
海外ではデジタルスキャナーとそのデータの加工をするソフト、そのデータを吐き出す石膏プリンターやワックスプリンター、
CAD/CAMなどが比較的自由にインターネット上でデータのやり取りができる仕組みができている。国内ではほとんどが自社の利益を優先するためにオープンでなければいけない市場をクローズしている。自分たちの利益を優先し、自分たちが販売した機器の上でしかデータのやり取りができないようにロックをかけている。これははっきりいって頭の悪い経営者のやることだと私は強く思う。各社のデジタル機器がうまくかみ合えば相乗効果でもっと市場に参入する歯科医師や歯科
技工士が増えて歯科産業が発展するのが目に見えているのにできない。これはいわゆる談合、天下りなどと全く同じような現象が歯科の世界でも起きている。
デンツプライではこの垣
根を取り払い自由な市場を生む努力をしている。
この垣
根が取り除かれれば歯科市場は再び活性化することは間違いないと思う。今はクローズにしていていずれはオープン化しているシステムが有利だと思う歯科医師や
技工士がそちらのシステムを選択し、海外に
技工物を発注することも考えられる。世界は広い、国内だけで囲い込みをしているととんでもないことになるだろう。
TPPでこの辺りは変わりそうな気がする。