患者増加のために移転・新テナント・改装など3つの方向性が考えられたがよくよく検討をし、今のビル内装を一部改装し診療台の増設をする方向とした。
予防中心のクリニックとしていくために歯科衛生士の増員が不可欠であり、10月から11月の約2か月間に4名の衛生士採用をほぼ決めた。
これで来年からは歯科衛生士7名となり
予防歯科中心のクリニックらしくなってくる。国内の1クリニックあたりの平均歯科衛生士数はわずか0.7人であるから私のクリニックは10倍ということになる。それほど私は歯科衛生士をクリニックの中心職種と考えている。
歯を削らない、歯を残すためには
虫歯、、歯周病の原因を患者にも知って頂いて日頃の生活習慣から改善を行う。原因を正して、これ以上
虫歯や歯周病が進行しないようにする。この部分は歯科衛生士が重要な役目を果たすためにキーパーソンとなる。原因を正していかなければ無限に増殖する
虫歯や歯周病のために歯を削ったり抜いたりして歯の寿命を短くしていくことになる。そして保存不可能な歯は
抜歯して
インプラントかブリッジか
義歯となっていく。誰もがこのような治療を望んでいるわけではないはずだ。
お口の中の健康を維持するためには定期的なメンテナンスが必要不可欠であり歯科衛生士が必要不可欠である。そして歯科衛生士の数がクリニックの規模=診療台数と同じぐらいにいないと満足のいくメンテナンスや生活指導はできない。
患者さんが一生涯健康でアクティブな老後を送れるためにはどうすべきかを考えながら治療と
予防法の提案をしていくのが私の使命である。
ただ生きていればよいのではなく健康寿命をいかに長くして老いて死んでいけるようにする。これが我々歯科医師の使命である。