根管治療の不備を改善するような再
根管治療が最近はとても多くなっている。上部のかぶせ物やメタルコアをマイクロスコープでのぞきながら慎重にはずしていく。その際に内部に亀裂がないかを確認し、問題がなければ徹底的に洗浄し
根管内部を無菌に近い状態にしきれいな状態で再度
根管充填をおこなう。そしてできれば即日にファイバーコアを立てて内部の感染が起こらないようにする。抜髄歯であれば90%以上の確率で完治、2度目の
根管治療では80%ぐらいの成功率になる。残りの20%の経過不良例に対してはマイクロサージェリーで
根尖の切除を行うことでさらに90%が完治する。すなわち
抜歯をしなくてもよいケースが実はたくさんあり、
根管治療に時間と費用をかけてもらえるならばかなりの確率で保存ができることになる。しかし、保険制度の枠組み内では時間と治療費の安さなどまざまな制約があり成功率を上げるのは困難であり、結果として
抜歯となることにつながる。国内の一般的な保険治療の方法では成功率はわずかに30〜40%というデータになる。
画像は左下 術前 欠損+隣の歯は
根尖病巣あり
画像は右下 術後
インプラント+
根管治療が完了した状態