ここにきて立て続けに最新の歯科材料が国内で認可され販売になっている。先日のハイブリッドセラミックス(ダイレクトクラウン)とは全く異なった物性をもつ材質であるVITA社販売のENAMICが登場した。。セラミック成分84%残りがポリマー16%
耐摩耗性は天然歯のエナメル質に類似し象牙質のような弾性と強度を併せ持つことから
E-MAXに変わる次世代材料となりそうだ。
今回のセミナーでは草間先生よりCERECの最新機種であるオムニカム(カラー版口腔内スキャナー)のさまざまな利点や新しい機能について紹介があった。私も3月のドイツケルンでの視察旅行で情報を得ているがどこの時点で購入するか迷っていた。とても興味深い高価なおもちゃに感じる。
3SHAPEかCERECか他社にするかそれともいまは保留という4つの選択肢があるがもう少し保留というのが私の考えだ。口腔内スキャナーをすぐに臨床に活用したければCERECのオムニカムだろう。
国内の
CAD/CAMとの連携がほとんどできないことから購入しても最大限の活用はできないのがとても残念だ。3SHAPEとCERECのMCXLがつながれば相当に活用できるだろうがそれもいまはできない。