患者のための真の治療は一生涯を通して自分の歯で健康でいられるようにすることに尽きる。この状態にもっていくには歯科医師、歯科衛生士は患者教育を徹底しなければいけない。歯を失う3大原因である
虫歯、歯周病、歯
根破折の発生を食い止めなければ一生涯を通じて自分の歯だけで入れ歯なしに過ごすことは難しい。まずは今までに発生した
虫歯や歯周病の原因の追求と
虫歯と歯周病のリスク評価を行い、患者さんに今の状況と今後はどのように口の中が変化して歯が悪くなるかの予想を提示していく。どこを改善すればよいのか?これを徹底的に患者さんに教育する。歯の重要性について知って頂く。そして我々は正しい最新の知識を得る努力をしていく。そしてまた患者さんにフィードバックさせていく。
治療が必要な場合はその後から治療に入る。あらゆる治療は最新の最高の材質で行う。治療後は再評価を行い、どれだけ改善されたのかについて患者さんに説明をする。リスクに応じていメンテナンス間隔を決めて定期的なメンテナンスに通ってもらう。
文章にするととても簡単ではあるが、実行するのはとても大変なことである。さまざまな治療の技術の習得や設備投資、人材確保、スタッフ教育、アポイントシステムの電子化、診療室の個室化はMTMを実現させるためである。