VITA ENAMICが国内で認可がとれてまだ2週間ほどであるが本日から臨床応用を開始した。マージン部のシャープさが半端じゃない!メタルインレーのナイフエッジに似たような形成も可能だ。
e-max cadではマージン部がミリング中に欠けるといった事例が多くシャープさに劣る。削りだした感じはアルティメットと似る。アルティメットでは色調面でやや劣り透明感が足りないので少し白色に浮くことがある。今回のエナミックインレーは色調も透明感のあるHTブロックを使用したこともあって適合・色調ともに今までのCAD/CAMブロックの中でも最良だ。
また、ミリング用のバーで削れる本数が
e-max cadに比較すると圧倒的に多い。enamicは140本、e−maxは30本しか削れない。
さらに専用のステインを載せてグレージング液で光重合すれば光沢と質感を出すことが簡単にできる。今までの焼成操作が全くなくても色調もよい、簡単に製作できる、硬さもエナメル質に近く、弾力は象牙質に似るという材質に仕上がっている。欧米では販売当初から生産が追い付かないほどの人気となっている。
国内ではいまのところCERECユーザーのみが扱える製品となっている。