インプラント治療にはさまざまなリスクが伴うが機能した後もメンテナンスが必要不可欠である。本日いらした患者さんはメンテナンスに応じていただけず5年ぶりに
トラブルで帰ってきた。その時にはすでに遅く
インプラントから抜け落ちた。いわゆる
インプラント周囲炎である。定期的なメンテナンスに応じないことや喫煙、糖尿病は相当なリスクになるのでこのような患者さんは
インプラント治療を受けないほうがいいと思う。
さらに2人目の方は
インプラントが内部で折れてその結合部分のねじが本体に残っていて新しいねじ(アバットメント)を交換することができない状態で帰ってきた。この方もメンテナンスに全く応じていただけず
トラブルがあってから帰ってきた方である。
今回はマイクロスコープを駆使しながら1時間かけて内部に折れ込んだねじを削り取ることができた。
インプラント治療を考えている方はメンテにこれないもしくは喫煙がやめられないという場合は入れ歯で生活したほうがいいと思う。