本日は都内は大雪!
それでも多数の患者さんが足を運んで頂きありがとうございます!
キャンセル患者さんの空き時間を利用して昨日納品されたX5を試した。
スキャン精度が格段に上がったこととversion4.2にアップグレードしたことで
技工用ソフトの操作が全く変わってしまった。3年前にバンクーバー研修を受講した際にversion4.0の情報や操作は知り得ていたがあまりメリットを感じず導入に至らなかった。一気に飛び級した感がある。
技工用ソフトinLabo4.2は
技工士のために開発されSIRONAの本気度がX5の開発で見えてくる。
最初の感想として
近未来のロボットアームに青色レーザー光を当てて様々な角度からスキャンする姿はターミネーターかロボコップに似る。
さて、スキャン精度は5ミクロンともいわれる。実際にクラウンやインレーを石膏模型から無調整の状態からスキャンさせてみると単独歯ではスキャンスピードは以前のios Blueに比較すると遅くじれったい。それでも一度スキャンして不鮮明部の再スキャンを画面上で指定できるので多数歯形成で連続補綴に上下同時設計に有効である。フルマウスケースも読み込んで一気に設計に入れる。オートスキャンなのでマージンが模型上で見えていれば分割模型を作る必要性はなくスキャン深度が深く不鮮明な部位は再スキャンでクッキリ画像が得られる。
実際にミリングしたインレーやクラウンの内面はversion3.8より格段にきれいできめ細かくなっている。それらを石膏模型に無調整で入れた画像ではとても良いことがわかる。
院内
技工完結システムとしては世界トップレベルの
CAD/CAMシステムになろう。一般のクリニックではここまでの設備投資ができない。私は究極を目指す身なので私財から設備投資している。車を買うより意味のある設備投資に財を注ぎたい。
画像はアルティメットとemaxの削り出したものである。