テレビの最新の医療コーナーで紹介されたドッグベストセメントについてのセミナーに参加してきた。講師は小峰一雄先生。
歯科の奥深さがまた一段とわかり究極の歯科を目指してもゴールはない。
虫歯治療の常識は大きく変わってしまう可能性が高い。今まで
虫歯の部分を削りとって代用物で詰めるーこれが当たり前だった。
今回のセミナーでは
虫歯の歯を削らないで穴の入り口だけを広げて殺菌消毒した
虫歯の穴に特殊セメントを塗り封鎖するだけのものである。
虫歯部分を閉じ込めて銅と鉄イオンで
虫歯菌を1年かけて死滅させると軟化していた歯質がセメントに含まれるミネラル成分を基に硬化し再生するというもの。
この先生も
予防歯科を目指すうちにこのセメントと出会ったと言うことだった。真の歯科治療を目指すとこうなるのだろう!私が最近行くセミナーの講師に共通する言葉をセミナー最後に残している。今までの削る治療から脱却しなければいけない!歯を削れば歯の寿命を短くさせる。だから削る行為を回避するためのセミナーが増えている。だから今時
インプラントのことばかり話している講師はいずれ淘汰されるだろう。完全に時代遅れである。
このドッグベストセメントの文献も隠蔽されていたらしい。結局、歯科メーカーはこういう治療法が中心になると製品が売れなくなることを危惧している。今の原発問題や製薬会社と大学がデータ改ざんして新薬を販売するのと同じだろう。金で動く世の中。