長年、
インプラント治療中心の体質だったがここ2年で
予防歯科中心に切り替えてきたがスイスのたった3日で
インプラント治療中心の頭に洗脳されてしまった!帰国してから元の
予防歯科中心の頭に切り替えるのに数日かかりそうだ。
ITIワールドシンポジウムでは
予防の話は一切出てこない。どうして欠損になったかについての考察は一切ない。
症例写真を見ていても自分ならこれは抜かない、抜けない、抜くべきでないというものがたくさんあった。
インプラントをやらなくてもよい社会を作らなくてはいけない。最善の保存治療をしてもダメなら初めて
インプラント治療を考えるべきだ。
歯、科の業界は積極的に保存するグループと
インプラントにしていこうというグループが存在する。ここにお金が絡むと本来保存できる歯を抜いて
インプラントにしていく流れができてしまう。これが
予防の社会を潰しているように感じる。
予防歯科関連の講習会にいっても
インプラント治療中心のドクターはほぼいない。
歯が悪くなってから治療するのが当たり前になると抜いて
インプラントの道へ進むことになる。発想を変えて健康な患者さんを増やす方向へ進めばなるべく歯を削らない、抜かないという保存の発想が芽生えるはずだ。