一昨日のブログの続きの話。
本日は
インプラントトラブルの新患がやって来た。安売り
インプラントで治療を行って3年で
インプラントが揺れていた。
まずはこの歯がどういう理由で抜かれたか?抜髄ークラウン修復ー何度かの
根の治療のやり直しー治らないからー
抜歯ー
インプラント
という治療歴であった。
この中に多くの間違いが潜んでいる。抜髄にならないように処置ができなかったのかという疑問、抜髄後の完璧な
根管治療ができなかったのでは?再
根管治療がやはり適切でなかったのでは?
インプラントオペに問題があったのでは?これだけ何度も助けるチャンスがありながら失敗が続いて多分
予防処置については何も教えられていなかったに違いない!
他の歯はほとんど問題がなくてこういう状況になっている。
もう一人の患者さんも他のクリニックで間違った方法で
インプラントが入れられていてこの1年間に2本が自然脱落でもう1本不良で私が今日撤去した。
もう一人の新患も削られ続けてー抜髄ークラウン修復ー再
根管治療2回ーという流れで歯が悪くなっていた。このケースも
予防の大切さを感じられた。
インプラント治療と
予防歯科ー相反するように思えてもともに重要であるが
予防歯科があってそのなかにあらゆる歯科分野が含まれる。どんなに技術のある
インプラント専門医が治療をしてその時は成功してもその結果は20年ぐらい経過して初めて結果が評価される。患者さん自らが
予防の知識を持ち、正しいブラシやフロスができてメインテナンスする習慣があれば
インプラントの生存率も相当に変わる。