欠損歯を作らない状況に持っていくには
虫歯や歯周病の原因から正していく!
特に
虫歯のどの段階で治療に介入するかが問題である。
小さな
虫歯の進行は平均的に8年かかるわけで若年者ほど進行は早い。そのため、
虫歯の進行を止めることも
虫歯の再石灰化も患者の生活習慣を変えることができれば可能となる。
虫歯があればすぐに削り詰め物をすることはとても古い考え方であり、国内ではいまだにこうした治療法が行われている。歯をすぐに削り詰め物をすれば半永久的に治ると考えている患者さんが多いと思うが現実には再発を繰返し最後は
抜歯に至る。このプロセスをなるべく遅くに実行した方が長期的には歯が保たれることになる。
歯医者は歯が悪くなって始めていくところと考えているならば確実に欠損を生み出して
インプラント治療が必要となる!そうなる前に我々が
予防の方法を患者に教育すべきだ。
インプラント治療にならないようにしていくべきであるからその大元を叩く。
しかし、そうはいっても歯の歯
根の破折はなくならないので
インプラント治療になっていく。
インプラント治療はどうしても守れなかった歯を回復する治療だから私は
インプラントだけの専門医は意味がないように思う。
インプラントの学会は欠損があるのが条件に成り立つ学会。
補綴学会は歯が
虫歯でおかされていることが条件に成り立つ学会である。
だからこの2つの学会だけの参加だけでは患者を心底救うことはできないと考えている。