日常的にインプラント治療が全くからまない日は皆無である。欠損治療においてインプラント治療はなくてはならない1つのオプションである。特に欠損を生み出している多くの患者さんは普通の健康な患者と比較するとさまざまなリスクを抱えている。そのリスクをなるべく排除した状態にもっていってから外科手術をするべきである。
2年ぐらい前からはリスクを減らせない患者さんにはオペをしないという姿勢に切り替えてからはインプラントのロストというのは全くない。以前はなんでも求められればインプラント手術をして入れるというスタンスであったから初期の感染も年間2〜3本は存在した。
また、メインテナンスを徹底してロストを極力なくすようにしている。
インプラントを入れる前に患者さんに自分で口腔内をケアできる状態にしてから手術をすることはとても重要である。
また患者さんにはいろいろなリスク説明をしてインプラントの利点と欠点を知っていただくようにすることも重要である。
それとどんなにがんばってメインテナンスをしていても失活歯については歯
根破折を防ぐことができない。本日も不幸にも1本の歯が歯
根破折により
抜歯となってしまった。(昨日書いたブログ「ケヤキ並木の朽木の話」)
こういう歯の欠損に対してはインプラント治療で回復するしかない。