ジルコニアインプラントで最も世界シェアが広いのは米国・欧州で認可されているZ-Systemである。10年の生存率も報告されていてほぼチタン
インプラントと変わらないという成績である。
私がよく使用している
ストローマンインプラントからも
ジルコニアインプラントが登場しているがまだ1ピースタイプに限られる。1ピースタイプの利点はマイクロギャップがないのだから骨の吸収は相当になくなる。またアバットメントの緩みも心配する必要性がないわけで安心して使用できる。ただし、骨の条件がよくないとあとから歯のかぶせ物の方向を補正することは難しくなる。
ストローマンの
ジルコニアインプラントでは印象のシステムがよくできているので使いやすいと思われる。
ZSystemでは2ピースタイプがあることと15度のアングルヘッドがあるのであとから補綴角度の補正ができる点にある。ただし、印象システムが少し古いように思う。基本的に縁上にマージンを出して植立する方がよくてあとから削ってマージンを合わせるのがいいように思う。
本日は
ジルコニアインプラントの植立オペとなった。