患者さんにとって: 健保適用 / 透明感ある審美性に加え
(1)丈夫、破折等のリスクが低い
高い曲げ強度/ 圧縮強度/ 硬度/ 疲労強度/ 耐摩耗性/ そして適度な弾性率
(2)汚れ/ 色素等の付着による変色が少ない
微小表面構造
低い色素付着性 / 低い吸水性 / 溶解性
(3)天然歯の切削量は金パラ治療とほぼ同等
先生方にとって:
(1)色素沈着や破折に再製作減少
(2)支台形成が金パラ治療とほぼ同様
(3)ワンステップ、光重合
(4)設備投資は高性能光重合装置
硬質レジンの盛り上げタイプである。強度は曲げ強度220Mpaと4月に保険で認可になった小臼歯用としての
CAD/CAM冠より強度のあるメタルフリー材質であるレジンジャケットクラウンが製作できるようになりました。色調はセラミックに比べると劣り、長期的にも変色は少なくなっているもののセラミックには負けてしまう。
ただ、
金属アレルギーの患者さまに費用の問題で理想的なセラミックがいれられない患者さまには朗報であろう。これで保険の治療でも前歯1番から5番まではメタルフリーにすることができるようになっている。大臼歯部はいまだにパラジウム合金を使うしかない。
ワールドデンタルショーの展示会場でおこなわれたミヤビの説明会ではパラジウム合金の
金属アレルギーが多発していることと厚生労働省でもパラジウム合金を保険材質からはずす動きが加速しているという貴重な話が聞けた。
ミヤビは築盛タイプであり
CAD/CAMでの加工はいまのところできない。また30万円ぐらいの専用光重合器が必要である。