私は何事も人より早く手をつけるという性質がある。何事も常人より早めに動くことそしてアンテナをひとより広く張っている。結婚も26歳子供の28歳で2人39歳で3人、開業も28歳そして今年20年目を迎えている。人生の時間の流れは人により遅い人もいれば早い人もいる。
短命にして偉大な業績を残した偉人は人生のスピードが桁外れに早いのではないかと思う。私は凡人ではあるが、スピードに関しては最速。誰もやらないうちからやるのがモットーである。だから失敗も多い。
今回はエボラ出血熱に対しての対策である。どの歯科医院でもたぶんなんとかなるさ!という気持ちで取り組んでいるようだが私は違う。
かなり危機感を感じて明日は緊急ミーティングを開催する。歯科においては患者さまの口腔内をいじるということで唾液や血液に必ず触れてしまう。エボラ出血熱においては接触感染であるため我々歯科医師や歯科衛生士はもっとも危険な対象となっている。
現在エボラウィルスの感染者の多くは医療関係者である。エボラウィルスが国内に入ってきた瞬間から過去のインフルエンザの状況からみても感染症対策のマスクやグローブなどの買占めで手に入らなくなることが予想される。
今回は50%の致死率のあるエボラウィルスであるから相当な混乱になることが予想される。
星野歯科ではすでに3カ月分のディスポーザブル製品を買いだめしている。
タービン、エンジン、スケーラーなども半日使用する患者数分を増やしている。常に早め早めの対策が功を奏する。
のんびりと構えいる歯科医院はたぶん潰れるだろう。
11月から入退出する患者さんにも協力をしてもらい手指の消毒とトイレでの消毒をお願いする予定である。以前のようにはいかない。
我々も治療を安心して継続していくためである。
さらに受付にはサーモセンサーを設置して体温の高い方は警報がなり、直接非接触で検温をして場合によっては受診を遅らせる処置をとる可能性がある。
エボラのワクチンが来年の6月には20万人分整備されるらしく、とにかくワクチンが出回るまでは警戒していくしかないだろう。