今月は、ほぼ毎日のように
インプラント手術が入っている。
毎日の診療では
インプラント治療のカウンセリングと診断、手術、その他にも
矯正治療、
金属アレルギーの相談など多数、メインテナンス希望の方と診療後には頭が真っ白になる状態が続いている。それでもこんなに多くの患者さんが来るのだから嬉しいことであり、自分の中では充実していると感じている。
特に嬉しいのは紹介の患者さんがとても増えてきたことだ。家族の誰かを呼んでくる、あるいは歯科関係の業者さんとかである。ある一定の評価がないと来てくれないからだ。
クリニックのスタッフの関係も非常に良好になって、やり甲斐を感じてくれている。2年前の暗いトンネルの先に豆電球ぐらいの薄っすらとした灯を目指していた日が懐かしい。
昨日、衛生士さんと話した内容で、初診時にはドロドロで歯を磨く習慣がなかった患者さんがしっかりと教育してから治療に入って治療が完了してメインテナンスに入る直前にほとんど磨き残しがないように磨く習慣が身についていて、そこから今度は定期的なメインテナンスに送り出すときは感無量ですと言った言葉が忘れられなかった。
治療が成功に終わるかどうかは患者さんが歯に対してケアが大事であると認識しているかどうかである。我々のクリニックは患者さんがこの場所を利用して健康意識を高める場として提供されるべきである。
治療は健康になるにはどうしたらいいのかを教えることと、継続してメインテナンスに来てもらうことが重要で
虫歯や歯周病の発生を食い止めることである。
すなわち痛いところだけを詰めて終わりという治療は傷に包帯を巻いて家に帰ってもらうのと同じである。
元から正してから自宅に返すというのが正しい治療である。