コルチコトミーとは
矯正治療の際に外科的に歯の周りの骨に刻みをいれることで大幅な治癒期間の短縮を図る方法である。
コルチコトミーを併用すれば1年〜2年はかかる歯列
矯正がわずか6カ月ほどで治ってしまう。これは海外移転や結婚、出産など現代人のお金よりも時間を大切にする傾向がある中ではとても有用な術式ではないだろうか?
今回は深沢真一先生と西川先生が講師となってレクチャーと実習が行われた。本日はプロローグ、
症例、模型実習、豚の顎での実習と盛りだくさんである。日頃から使い慣れている外科器具とピエゾサージェリーがあればできる術式である。私にとってはそれほど難しい術式ではない。今回いらしている先生たちの多くは
矯正医であるのだから差ができても仕方がないだろう。
私はときには
矯正専門医らしきときもあれば
インプラント専門医らしきということで今日も「先生は
矯正医じゃないでしょう?」と西川先生に聞かれたので「はい」と答えておいた。実際は1/3の患者は
矯正関連である。
骨に刻みをいれる簡単そうだがやはり経験のない先生向きではない術式であり
矯正医には無理じゃないかと思う。相当に外科の好きな先生にはいいと思う。
需要があるのだからしっかりリスク説明をして臨床に応用したいと思う。