本日、午後より
インプラント植立+歯
根尖切除逆
根管充填3本をおこなう。内容としては右上5番を昨年9月に歯
根破折で
抜歯をしていて周囲の骨がほとんどなくなってしまった
症例で難易度はとても高かった。その理由として欠損の5番から隣の4番、3番さらには2番の
根尖部に連続した20ー25ミリ近い骨吸収と嚢胞横たわっていたのだから時間がかかる。
ここを処置しないと5番の
インプラント埋入後に感染症が起こる可能性高くなるからだ。全ての
根尖を3ミリ以上カットして逆
根管形成を専用超音波チップで行った後にMTAセメントを充填していく。熟練したスタッフがMTAブロックにMTAセメントを刷り込んで止血しているタイミングに合わせて充填を繰り返した。一人ではできないチームワークでうまくいくオペであった。
3本処置してからやっと
インプラント埋入術に入ることができた。わずかに残る口蓋骨壁に維持固定を求めるようにオステオトームでシュナイダー膜を挙上し
インプラントボディの2/3がなんとか骨に隠れた。
唇側の骨はほとんど存在しないので5ー6スレッドが露出気味、人工骨にテルプラグ、バイオ
ガイドと使えるものは全て使って傷口をふさいだ。
所要時間は2時間といつもより長かった。