今回のIDSで私が最も注目していたのは口腔内スキャナーである。
6年前に3M社で注目をあびあれから各社改良を重ね続けて
パウダーレス
スキャンスピードの向上
ヘッドのコンパクト化
カラー化
軽量化
がなされていた。2年前まではわずかに2社だけがカラーでいまは白黒の方が珍しくなっていた。データのオープン化も進みこれからはどのメーカーのスキャナーと加工ソフト、
CAD/CAMなどの製造機器とつながるようである。これに関しては本当にうれしいことでやっとメーカーが自分たちの周りを囲っていた柵を取り払う決意をしたということで様々な組み合わせが可能となった。
どのシステムを自分の病院で構築するかはその病院で異なることになるだろう。大きな組織でチェーン展開しているような病院では大量加工できる
CAD/CAMや3Dプリンターといった組み合わせが必要になるだろうし、小さな医院でこじんまりとやっていくならCERECで製造までおこなうのかそれとも口腔内スキャナーだけを購入してすべて外注にすれば設備投資は最小に抑えられるだろう。
とにかく最終の材料を加工してくれる
CAD/CAMに関してはまだまだ発展の余地がありもしかすると逆に3Dプリンターが主になっていく可能性もありすぐに手を出すと痛い目に会いそうだ。