年度替わりには様々な研修会の案内が次から次へと舞い込んでくる時期である。近年は講演会や研修会の数は増加傾向であり、歯医者もただ開業すれば次から次へとくる時代は終わり、なんとか周りの歯科医院と違う特色を身につけないとやっていけない時代になっている。そういう状況下で研修会に参加するドクターが増えているのだと思う。
私が開業した当時は10本の指に収まる程度しか研修会というのはなかった。今は自分の決意さえあれば、すぐに勉強ができるのだからとてもいい時代になったと思う。当時は書籍から学びとるのが主流で私はお金がなかったので借りた高い本をコピーしてファイリングして大事なところにマーカーで線を引いたりして勉強をしていたものだ。
話は変わるが今年の歯科医師国家試験の合格率は約60%3000人超の受験者がいて合格したのは2000人と過去最低である。ますます歯科は困難な状況である。
勉強をしないと競争に負けてしまうという歯科医師側のニーズとメーカーはなんとしても製品を売るきっかけとなればという思いから様々な研修会を開いている。
研修会がどうして行われているのかという意図を読み取ってから研修会に参加しなければいけない。安い研修会の多くは裏に必ずメーカーの製品を購入させるための策略がある。
高い研修会ほどそのようなメーカーとのつながりは薄く身に付く内容であることが多いように思う。
今日は5つの研修会の申し込みをした。昨年は
インプラント関係は自ら遠ざけていて
予防・マイクロスコープを中心に学んできた。
今年は
インプラント関連が半数、マイクロスコープ、
予防、
矯正と幅広く受講する予定である。