デジタルデンティストリーとは聞きなれない言葉かもしれないがあと数年のうちに歯科業界は大きく変わることになる。
歯科のアナログからデジタル化である。特に歯科は材料を加工して歯の詰め物としているのだから、いままでのハンドメイドの部分が大幅に省かれてその代わりにさまざまなデジタル機器が代行してくれることは時代の流れである。
歯を削って歯の詰め物をするまでに多くの工程があり、さまざまな材料と人手がかかってきた。
歯を削り
虫歯を取り除いた直後からデジタル化が始まる。
1歯型を取る行為→光学スキャナーで歯の外形を読み込む
2咬み合わせを上下の歯に載せて咬んでもらう行為→光学スキャン
3取った歯型に石膏を流し込み模型を作る→PCにデータを転送
4上下の模型を咬合器につける→PCソフト上で上下を合わせる
5ワックスで歯の形を再現する→PCソフトで歯の形を作る
6歯のワックスパターンを鋳造する→
CAD/CAMで材料を削る
7被せ物に色を付ける→ここはハンドメイドで同じ
いままで多くの工程が人間オンリーで加工してきたがデジタル化では最初と再度だけが人間の手を必要とするように変化する。
私のクリニックにおいても最後のデバイスである光学スキャナーを入れれば早くもデジタル化の流れが完成する予定である。それでも最終目標には遠く及ばない。
第1段階 即時修復のデジタル化を完成させて
第2段階でオープン化
第3段階で 本命光学スキャナー導入
第4段階で外部との連結
第5段階でディスク化
5段階までには莫大な設備投資が必要である。どこまでついていけるか。