オムニカム導入から1ヶ月となります。患者さんがこの方法に気づいているのかわかりませんがあまり大きなリアクションはありませんでした。昔から通院して機械とかに興味のある患者さんはとても驚いていました。
さて本日は3ケースをオムニカムで光学印象してそのうち2ケースは装着まで行いました。
精度は石膏模型より良いです。印象材の収縮と石膏の膨張など印象エラーがないのですから精度は高くなります。削り出しているはVita Enamicです。
難しいのは歯茎近くの深い
虫歯です。こういうケースはレジンビルドしてマージンの位置をスキャンしやすい位置に変えてスキャンするのが良さそうですが従来の印象に切り替えてもいいです。
あとはクラウンの場合はマージンと歯茎のピンク色が案外境目を不鮮明にさせてしまい、黒色の歯肉圧排糸を入れたまま
にするかエキスパジルのウグイス色の材料をわずかにマージンと歯茎の間に残してスキャンすると境目が鮮明になります。
麻酔、
虫歯除去、光学スキャン、設計、ミリング、研磨、装着で順調にいって75分、余裕を持たせると90分間で1回で
虫歯の治療が終わります。